慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは

慢性副鼻腔炎は、肺炎球菌・インフルエンザ菌・ブドウ球菌などの感染による上気道炎・急性鼻炎に併発した副鼻腔の炎症が長引き、鼻粘膜の肥厚や腫脹によって副鼻腔内に膿や粘性の鼻汁が慢性的に貯留した状態で、一般的には「蓄膿症」と呼ばれています。

副鼻腔は鼻腔に続く上顎洞・篩骨洞・蝶形骨洞・前頭洞と呼ばれる小さな洞窟のような空洞であり左右で8つ存在しています。

症状は、鼻声・鼻づまり・嗅覚異常・頬部痛・頭痛・頭重感などの他、状態が悪化すると悪臭を伴う鼻汁がみられるようになります。

治療は、まず消炎鎮痛剤や抗生物質による薬物治療を行いますが、それでも改善がみられない場合には手術も行われます。

鍼灸治療による慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対するアプローチ

鍼灸治療は「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」の症状である鼻水・鼻づまり・嗅覚異常・頭重感などに対し、消炎・抗炎症作用および免疫活性作用・アレルギー抑制作用で症状を緩和するとともに、頭痛や頬の痛みに対しても、鎮痛作用で痛みを軽減するのです。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状

鼻水・鼻づまり・嗅覚異常・頭痛・頭重感・頬部痛・発熱 など

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因

インフルエンザ菌・肺炎球菌・ブドウ球菌・気管支喘息・アレルギー性鼻炎 など

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の検査

X線検査・CT検査・細菌学的検査・アレルギー反応検査 など

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療

内視鏡下鼻内副鼻腔手術・薬物療法・鍼灸治療 など