群発頭痛は、片側の眼の奥、眼の周囲、前頭部、側頭部に激しい痛みが生じる疾患で、年に1~2回ほど発症し1~2ヶ月の間、1回に付き15~180分持続する痛みが1日あたり1~8回と群発するのが特徴です。
また頭痛以外にも眼充血・流涙・鼻づまり・鼻水・まぶたの腫れ・眼瞼下垂・縮瞳・顔面の発汗・興奮状態などの症状を伴います。
20~30代の男性に発症することが多く、頭痛の休止期間のないものは慢性群発頭痛と呼ばれています。
鍼灸治療は「群発頭痛」の症状である眼の奥、眼の周囲、前頭部、側頭部の痛みに対し、鎮痛作用で痛みを緩和・抑制するとともに、その原因ともされる眼の奥の内頚動脈の拡張による感覚神経や自律神経に対する刺激を血流調整作用・自律神経調節作用などを用いて抑止し、眼充血・流涙・鼻づまり・鼻水・まぶたの腫れ・眼瞼下垂・縮瞳・顔面の発汗・興奮状態などの症状も軽減させるのです。