不安神経症(全般性不安障害)

不安神経症(全般性不安障害)とは

不安神経症(全般性不安障害)は、日常の生活の中において、特定のものに対してではなく漠然とした様々なものに対し、過剰な不安や心配を慢性的に持つ状態に陥る疾患です。

いつも、そわそわして落ち着かず、些細なことにも過敏に反応するようになり、集中力の低下や焦燥感、イライラなどといった精神症状の他、めまい・ふらつき・筋緊張・首肩のコリ・頭痛・頭重・頻尿など、身体にも色々な症状が現れます。

男女比は1:2と女性に多く、原因としては日常のストレス・疲労・自律神経の失調・神経質な性格・遺伝的要因などが挙げられます。

症状が進むと何も手につかなくなり、社会生活にも大きな支障をきたすようになっていく恐ろしい病気なのです。

鍼灸治療による不安神経症(全般性不安障害)に対するアプローチ

鍼灸治療は、精神や情動に関与する脳内神経伝達物質であるセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンなどを分泌させる作用があるため「不安神経症(全般性不安障害)」の症状である焦燥感・イライラ・集中力低下・動悸・めまい・ふらつき・頭痛・頭重・頭のしびれ・冷え・のぼせ・手足の冷感や熱覚・筋緊張・首肩のコリ・倦怠感・頻尿・下痢・便秘などに対し、精神安定作用・自律神経調節作用・血流調整作用・筋緊張緩和作用・鎮痛作用・排尿障害改善作用などを用いて、漠然とした不安や心配から生じる様々な症状を抑制し、心身を平常な状態へと戻していくのです。

不安神経症(全般性不安障害)の症状

めまい・ふらつき・頭痛・頭重・頭のしびれ・冷え・のぼせ・手足の冷感や熱感・筋緊張・首肩のコリ・動悸・頻尿・下痢・便秘・焦燥感・イライラ・集中力低下・不眠・落ち着かない・倦怠感・易疲労性 など

不安神経症(全般性不安障害)の原因

ストレス・過労・自律神経失調・神経質な性格・遺伝的要因 など

不安神経症(全般性不安障害)の検査

問診・DSM-5診断・ICD-10診断・除外診断検査 など

不安神経症(全般性不安障害)の治療

薬物療法・心理療法・鍼灸治療 など